最終更新日:2021.4.12
この記事では、原則として2019年7月時点の情報を掲載しています。
前回の記事はこちら↓
前回は特急ライラック40号の車内で終わったので、今回は札幌駅から。

当初の予定より1時間半ほど遅れて札幌駅に到着。この遅れのせいで、JRタワーで夕食を食べることが出来なくなりました。だって札幌に泊まる訳じゃないんだもん!
札幌駅近くのホテルに泊まるなら駅ビルで遅めの晩ご飯を食べてもホテルで寝るのが遅くなるだけなので構わないのですが、この後の乗り継ぎを考慮すると、とても改札外で食べる時間はありません。
ということで、改札内で駅弁を買って列車に乗車します。乗車する列車は函館行き最終列車・24Dスーパー北斗24号です。これに乗り遅れたら宿泊地への到着が1時間以上遅れるので、富良野駅で列車が運転打ち切りになった時は少しヒヤヒヤしました。詳しくは前回の記事を参照

この日のスーパー北斗24号はST-1210編成が充当された8両編成でした。入線は19:48。
グレードアップ座席の紹介はスーパーおおぞらの記事でもしたので、今回は簡単に済ませます。
もともと、スーパー北斗に充当されていた古い車両(キハ183系)は、今は無きキハ285系で置き換えられ、列車の更なる高速化が目指されていました。キハ285系はどうやら、車体を8°傾けて半径600mのカーブを140km/hで曲がることの出来る「超高性能」気動車だったそうです。ですが、平成23年(2011年)に発生したスーパーおおぞらの脱線など一連の事故が発生し、JR北海道は速度よりも安全性の向上を優先することになりました。スーパー北斗に充当されていたキハ183系を置き換える車両は、キハ285系よりも性能を抑えたキハ261系1000番台に変更。
キハ261系1000番台は以前は車体傾斜装置を使用していましたが、振り子ほどは傾斜しないので車体はキハ283系ほどは絞り込まれていません。なので窓側席の足元のスペースが少し広がっています。また、キハ283系よりも座席が新しく、座り心地も固い感じがしました。新しいだけあって、座席周りの傷や布のたるみは少なかったです。
スーパー北斗24号は20:00に4番線から発車。同時刻に発車したライラック41号と並走するかと思いきや、あっさり抜かれて終了。千歳線と函館本線の列車は(運転系統上は)札幌駅から白石駅まで、地図上では平和駅、札幌貨物ターミナル駅付近まで並走することがありますが、今回は残念でした。
札幌発車後にライラックのものよりも音程が高い(?)ような車内チャイムと大橋俊夫さんのイケボ(?)が詰まった自動放送が流れ、夜の千歳線を快走するキハ261系1000番台のエンジン音を聞きながら、本来札幌駅で食べるはずだった夕食を摂ります。
写真右に一部分だけ写っているペットボトルはポッカサッポロの焼きとうきび茶です。麦茶や玄米茶に飽きた方におすすめ。
沼ノ端を通過した辺りでスーツケースを網棚から下ろして荷物をまとめ、デッキで待機。そして札幌を出発して44分、苫小牧に到着。やっと本日の宿泊地に到着!閉店間近のセブンイレブンで夜食と飲み物を調達したあと、みどりの窓口に向かいます。

みどりの窓口ではご当地入場券を購入しました。現在発売されていないのが残念です。ご当地入場券は入場券一枚一枚に写真が印刷されていて、B型硬券とはまた違った良さがあります。
さて、この日はライラック34号の指定券を用意していましたが、再三に渡って述べてきたように根室本線の列車が部分運休したので乗れませんでした。北海道フリーパスは「おトクなきっぷ」なので払い戻しや乗車変更に制限があったりするのですが、今回は運休が原因ということで、ライラック34号の指定席を取り消し、代わりに別の列車で指定席を使えるようにしてもらいました。代わりに発券した指定券には「乗変」の記載がないので、列車の出発前ならもう一度変更できます。
さて、夜も遅いのでホテルにチェックインしてさっさと寝ます。初日からハプニングが発生して、楽しかったですが疲れもしたので6時間は寝たいなぁと思いつつホテルを目指します。
今回の鉄道旅のお供、東横インです。宿泊費を抑えるため、6泊7日のうち3泊は東横インに泊まります。東横インには必要最小限の設備は一通りそろっているので、そこまで快適性を求めていない方にはおすすめ。
Wi-Fi、テレビ、冷蔵庫、ゴミ箱、金庫、机、ドライヤー、エアコン、鏡、etc...
東横インは稼働率がそこそこ高く、特にイベントがない平日や土曜日でも空きが少なかったり満室になっていたりするので、泊まる予定のある方は早めの予約を!
以上で旅行初日の旅行記はおしまい。次回からは旅行2日目のものをお届けします!
ここまでお読みいただきありがとうございました。Part9以降もよろしくお願いします。
次回の記事はこちら↓
おまけ1:初日の行程の振り返り
前回Part7でもお見せした図をもう一度紹介します。
当初の予定では、
新千歳空港→(快速エアポート121号)→南千歳→(スーパーおおぞら5号)→新得→(代行バス)→東鹿越→(普通列車)→滝川→(ライラック34号)→札幌→(スーパー北斗24号)→苫小牧
実際の行程では、
新千歳空港→(快速エアポート123号)→南千歳→(スーパーおおぞら5号)→新得→(代行バス)→東鹿越→(普通列車)→富良野→(富良野・美瑛ノロッコ6号)→旭川→(ライラック40号)→札幌→(スーパー北斗24号)→苫小牧
初日は上記のようなルートになりました。前回の記事で詳しく述べた通り、富良野から富良野線、旭川駅を経由して札幌に向かい、札幌駅到着が約1時間半遅れたこと以外はほぼ予定通りです。予定通りと言うにはほど遠いと思いますが...
おまけ2:カツレツが選んだ、旅行初日の一枚
新千歳空港で飛行機を降りてボーディングブリッジを歩き、制限区域と到着ロビーの間にある「逆戻り出来ない扉」を通ったあと最初に見る景色です。(到着口3・ANAやAIR DOを使ったした場合)
"国内線"到着ロビーに何故か存在する外貨両替のカウンターの上にある、快速エアポートの発車案内の電光掲示板が、「北の大地に来たんだなぁ」と私に実感させる、非常に大きな要素です。「快速エアポート」「Rapid Airport」の文字を見ると、「北海道」を意識せざるを得ません。
編集後記:有言実行のカツレツ
11/2に投稿したPart7の記事の最後に、「出来れば明後日11/4までにもう1本記事を投稿したいところですが、果たして有言実行となるのでしょうか。」と書きました。
それでは、このページの一番上にある、記事を投稿した時の日付をご覧ください。ちゃんと"2019-11-04"と表示されていますよね?
実は今日、6時間ほどかけて急いで記事を書いたのです。(6時間かけても個人的には「急いで」います。それだけカツレツは記事を書くのが遅いということ。)東京モーターショーが最終日だったので、わざわざ遠出して行こうかと一時は考えましたが、前回の記事で、11/4までに記事を投稿すると半分約束したようなものなので、「四月は君の嘘」を見ながらひたすらPCをいじっていました。
3連休なのでブログをはりきりましたが、流石に疲れたので11月中旬まで新しい旅行記の投稿を控えようと思います。旅行記の内容も初日が終わったところなので区切りが良いですしおすし。