カツレツーリスト

中の人の心の声が聞こえてくる旅行記

2023年1月23日更新
新規記事 Sunrise@日本三景・松島|18きっぷで冬の東北4 を公開


北の大地で鉄道旅 Part6 根室本線代行バス

最終更新日:2021.4.12 

この記事では、原則として2019年7月時点の情報を掲載しています。

 

前回の記事はこちら↓

 

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 Part6のスタートは新得駅。

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新得駅

 新得駅では、9月30日で発売終了となった「わがまちご当地入場券」を買いました。1枚170円でした。

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新得駅のご当地入場券

 

 

 根室本線の東鹿越から新得の間は、2016年の台風10号の災害により不通になっています。富良野~東鹿越~新得の区間は利用が非常に少なく、留萌本線の深川~留萌間、日高本線の鵡川~様似と同じく、近いうちに廃止されるものと思われます。なお、同様に利用が非常に少ない札沼線の北海道医療大学~新十津川は2020年5月7日に廃止されます。(ラストランは前日の5月6日・GW最終日)

 列車代行バスは新得駅の駅舎を出てすぐのところから出発します。迷う心配はほぼありません。
 運転手に北海道フリーパスを見せて乗車。

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根室本線の列車代行バス

 バスの最前列の座席は、写真のように荷物置き場になっています。スーツケースなどの荷物を置く際は、走行中に落ちたりずれたりしないよう、倒して置きましょう。

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バス内の荷物置き場

 

 一部の代行バスは、十勝サホロリゾートへの送迎バスの役割も兼ねています。新得駅を出発して、しばらく国道38号を走ると道道1085号へ分岐する場所があるのでバスはそこで右折し、しばらくすると十勝サホロリゾートへ到着します。「落合駅~サホロリゾート前間」、「新得駅~サホロリゾート前間」のみ乗車する場合は無料です。落合からサホロリゾートに行く方はほとんどいらっしゃらないと思いますが。ボソッ

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十勝サホロリゾート

  バスはサホロリゾートを出発すると狩勝峠を越え、落合駅と幾寅駅を経由します。国道38号は途中カーブが何カ所もあり、山越えをしていることを実感しました。山は天気が変わりやすいと言いますが、途中雨が降っていて気がついたら上がっていたので、なるほどと思ってみたり。

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狩勝峠の頂上(標高644m)

 幾寅駅には、映画「鉄道員(ぽっぽや)」のロケセットがあります。見るからに古そうな車両ですが、ちゃんと清掃されているのでしょうか。

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鉄道員ロケセット

 幾寅駅付近で国道38号と別れます。この辺りではバスの通るルートが根室本線と交差するので、レールが錆びて線路に草が生えている様子が確認できました。長らく列車が通っていないとこうなるのかと、私の中でこみ上げてくる思いがありました。草生えるwww ←一度言ってみたかった 新得~富良野は廃止されそうなのであまり笑えませんね

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踏切から撮影しました

 バスの中ではマップのAppを開いてバスの走行位置を確認したり、音楽を聞いたり、寝たりしながら時間を過ごしました。マップでは当然位置情報サービスを利用してGPSの電波を受信するので、かなり電池の消費が速かったです。気が付いたら残り19%になっていたので、モバイルバッテリーをカバンから取り出して慌てて充電。

 

 

 バスに乗ること1時間余り、東鹿越駅に到着。ここから滝川行きの普通列車に乗り、札幌を目指します。バスは駅舎のすぐ横のスペースに停車。

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東鹿越駅

 写真はありませんが、駅舎は綺麗に掃除が行き届いている印象です。椅子には座布団が敷いてありました。駅ノートもありましたが、時間が無かったのと何を書けば良いのか分からなかったのでパス。

 

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停車中の普通列車

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キハ40のサボと車番

 一通り写真を撮ったらすぐに乗車。モタモタしていると乗り遅れます。

 東鹿越を発車した時点で私が数えた限りでは、乗客は私を含めて7人。これを不採算路線と言わずして何と言おうか。代行バスも確か10人乗っていなかったはずなので、富良野~新得間は利用がかなり少なかったです。この人数ならバスで十分運べるので鉄道要らないじゃんと思ったりもしました。

 ところで、代行バスは高速道路を走らないので、基本的には最高速度は60km/hです。それに対してこの時乗ったキハ40は、体感では75km/h程度出していました。「体感」とは言ってますが、実際はレールのつなぎ目が25m間隔で存在すると仮定して、一定の時間を腕時計で計り、その間にジョイント音が聞こえた回数を数え、それらの数値を元に算出しています。

 やはり鉄道は「高速輸送」と「大量輸送」に向いているなぁと再確認しました。

 

 

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富良野駅近くのポッポブリッジ

 ポッポブリッジは線路を跨ぐ東西自由通路として使われています

  JR北海道の「当社単独では維持することが困難な線区」について考えながら列車に揺られること約40分、富良野駅に到着... となるはずでしたが、駅の手前で停車。それだけなら単なる信号待ちかと思うところですが、運転士が無線で少し慌ただしく誰かとやり取りをしていました。数分後列車は動き出しましたが、車内放送でいつもとは違うホームに到着する旨が伝えられましたが一体何が起こるのか...

 

 

 不穏な雰囲気の正体は... Part7をお待ちください!

 今回はここまで。 またこんど!


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 編集後記

 皆さんこんにちは!カツレツです。

 まずは、記事の投稿が遅れてしまい申し訳ございません。決して「Re:ゼロから始める異世界ラジオ生活」を聴いたせいで公開が遅れた訳ではないのでご安心ください

 今に始まったことではありませんが、ブログ執筆の時間が十分に確保出来ず、一つの記事を制作するのにかなりの時間(文章を書くだけで4時間以上)を費やすので、記事の投稿頻度がなかなか高くなりません。2019年10月現在、旅行記ブログ「カツレツーリスト」の新規記事の投稿が2~3週間に一度のペースになりつつあります。

 この「北の大地で鉄道旅」シリーズもいつ完結するのか見通しが立ってません。今年の夏の旅行記が年をまたいで未だ完結しない、というのは避けたいので善処します。

 

 ところで、旅行記と言うものは旅行に行かないと書けないものなので、どうしてもネタ切れが起こりやすくなります。旅行自体、時間的&経済的余裕がないと行けないものなので、今後ネタ切れに困った場合は旅行記以外の記事をこのブログで投稿するかもしれません。

 また、時期は未定ですが、このブログ「カツレツーリスト」は、はてなブログProでの公開を取りやめる可能性があります。WordPressあるいは何らかのテキストエディタを使い、旅行記「ブログ」ではなく、旅行記「サイト」として運営をする計画があるのでお知らせいたします。

 

 

 ここまで編集後記も含め最後まで見て下さった皆さん、ありがとうございました!
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