この記事は、2019年7月の北海道旅行について書かれたものです。
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藤城支線を経由する普通列車に乗って到着したのは大沼公園駅。ここは1面1線の小さな駅ですが、大沼国定公園を訪れる観光客が乗り降りするので、ある意味観光の拠点となる場所でもあります。
この駅で後続の特急列車に乗り換えるのですが、待ちが1時間以上あるのでちょっと寄り道をしようと思い、駅から5分ほど歩きます。
駅前に大沼周辺の地図があるのでそれを頼りに歩きます。
しばらくして大沼国定公園に到着。
「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」、またの名を「ラムサール条約」と言いますが、この条約は単に「水鳥の生息地として」だけでなく、「私たちの生活を支える重要な生態系として」、幅広く湿地の保全を呼びかけています。ちなみに写真には水鳥ではなく水鳥を模したボートが写っています
ラムサール条約に登録されている湿地は日本だけで52か所あり、その4分の1の13か所が北海道にあります。北海道で湿地といえば釧路湿原(1980年6月登録)ですが、道民の方や北海道旅行をしたことがある方なら、おそらく大沼(2012年7月登録)も知っているはず。
とりあえず、次に乗る予定の特急が駅に来る直前まで大沼国定公園の自然で癒やされようと思います。北海道の大沼国定公園のTVCMをJR北海道ではなくJR東日本が出すぐらいだから、夏の大沼は期待大ですよ


大沼には様々な小島が浮かんでいるのですが、雰囲気が宮城県の松島に似ているなぁと感じます。
「石橋を叩いて渡る」という言葉がありますが、叩き過ぎて壊したら建造物等損壊罪で捕まっちゃうかも?多分この橋は石ではなくコンクリート製だと思うけど
岸まで出て来ると、大沼と駒ヶ岳のツーショットが撮れます。雲が出てるけど許して...
大沼の自然を楽しんでいるとあっという間に時間が経ちます。乗る予定の列車の発車時刻が近づいてきたので、名残惜しいですが大沼公園駅に戻ります。
大沼公園駅に戻ってくると、駅前にはカラフルな幟とツアー客らしき人が。時間的にはスーパー北斗10号で来たと思われますが、はてさて。
この日も確か最高気温は30℃を超えていて、とにかく暑かった思い出が。日差しを避けるために、列車が来るまで駅舎内で待ちます。
例によってご当地入場券を購入。
14:24、定刻よりも若干遅れてスーパー北斗13号が入線。
森駅に近づく頃、右手には駒ヶ岳が見えました。さっきよりは多少見やすくなったかも?
苫小牧到着前には王子製紙の苫小牧工場が見えます。近くには日本製紙の工場や木材の工場もあり、小学生の頃に苫小牧は紙が多いって習ったことを思い出しました。北海道の港湾貨物取扱量の約半分を占める苫小牧港は札幌や新千歳空港からアクセスが良く、近くに高速道路や苫小牧貨物駅があります。
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編集後記
こんにちは!カツレツです。
世間では9/19~9/22は4連休と呼ばれているらしいですが、私には縁のない話です。ついに東京都もGo To トラベルの仲間入りを果たしたので東京ステーションホテルに安く泊まりたいなぁと思いつつも現実の多忙を嘆く今日この頃。上半期の終わりはただでさえ忙しいのに、今年はコロナがあるから10月以降も当分休まらないだろうなぁ
北海道の補助金を使って、「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」をJR北海道が発売していますが、とにかくこのきっぷが安くて、現在北海道旅行で使っている方が本当に羨ましいです。6日間特急列車を含め在来線列車の自由席が乗り放題で、指定席も4階まで使えて12,000円というのは、「おトクなきっぷ」の名に恥じないスペックを持ち合わせいます。あぁ、旅行に行きたい...
そういえばJR西日本も「どこでもドアきっぷ」を発売していますが、あれは正直「ぶっ壊れ」や「チート」、「バランスブレイカー」の類いだと思っています。使用開始日の7日前に2人分以上申し込むという制約が一応ありますが、それを加味してもあの価格は反則(販促?)でしょ...
JR東日本はえきねっとトクだ値で50%割引のきっぷを発売しています。こちらはえきねっと会員なら特急列車に安く乗れるというものですが、乗車区間の特急券と乗車券がセットになって発売されるので多少使い勝手が悪いかなぁという印象を受けます。
Go To トラベルやおトクなきっぷなどで旅行費が抑えられるということもあり、最近やっと観光地に客足が戻ってきた感じがします。先日、指定席券売機で指定席の空きを調べたときに満席を示す×を久しぶりに見て、少し嬉しくなりました。過度に列車や観光スポットが混雑しているのは考え物ですが、ある程度賑わっていた方が旅行を楽しめるのかなぁと思ったり。
次回Part36ではついに「最終走者」が登場します。この「北の大地で鉄道旅」シリーズが終わるのもそう遠くはありません。