この記事は、2019年7月の北海道旅行について書かれたものです。
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山線の列車が長万部駅に14:07に到着した後、跨線橋を渡って駅舎へ向かいます。晴れている日は跨線橋からの眺めが良いです。
この時は、ホームの屋根の上で作業員の方が集まっていました。屋根の上だと列車が来た時に気動車の排ガスを浴びそうだな、と余計な心配をしてしまいました。
跨線橋に登って上から見下ろすと、改めて線路の多さを実感します。長万部駅は本線のみならず、側線もかなり数が多いですね。
長万部駅でもご当地入場券を購入。個人的なイメージとして、キハ281系はカーブで車体を傾けて走るものだと思っていたので、直線を走るキハ281系の写真が新鮮に感じられます。
長万部駅のご当地入場券を提示して「かなや」でかにめしを買えば、1180円のかにめしが80円引きで購入出来るという特典がありました。

この後、長万部14:35発の列車に乗るのですが、時間があるので駅の外に出て買い物をします。
駅前の通りの奥に太平洋が見えます。時間に余裕があれば海岸の方まで行きたかったのですが...

駅を出てすぐの交差点を渡って左に曲がると1分かからずに、かにめし本舗かなやに着きます。「駅弁直売所」なので、当然かにめしも売っています。
先ほど登場したご当地入場券をレジで提示すれば、1180円のかにめしが80円引きの1100円で買えたのですが、カツレツはその割引を失念していたので1180円で買いました。まぁいっか
十数分して駅に戻ります。そろそろ乗る予定の列車の発車時刻が近づいてきたので、改札を通って1番線に向かいました。
列車に乗るためホームへ向かうと貨物列車が入線してきました。14:34頃に入線してきたので恐らく列車番号は3056レですが、定刻から少し遅れていたので後続の列車が定刻通り走れるのか少し心配になります。
余談ですが、この3056レ、JR貨物の時刻表を見る限りでは札幌貨物ターミナル(以下札幌タ)→苫小牧貨物、札幌タ→東室蘭、札幌タ→函館貨物、札幌タ→東青森、札幌タ→隅田川、苫小牧貨物→函館貨物、苫小牧貨物→東青森、苫小牧貨物→隅田川、東室蘭→東青森、東室蘭→隅田川、函館貨物→東青森、函館貨物→隅田川、東青森→隅田川の列車が同じ列車番号を使っています。異なる発駅と着駅をもつ複数の列車が(同じ線区で)同じ列車番号を使うという場面には、旅客列車に乗っていると滅多に遭遇しないのでは?
14:37頃、約2分遅れでスーパー北斗12号が到着します。(スーパー)北斗は頻繁に遅れるので、時間にルーズなのかもしれません(笑) もしくは、日本の列車が正確でダイヤ通りに走るのに慣れているから、(スーパー)北斗が遅れやすいという印象を受けるのかも?
2018年3月のダイヤ改正でキハ261系「スーパー北斗」がキハ183系「北斗」を置き換え、札幌~函館間の定期特急列車がキハ281系・キハ261系で運転される「スーパー北斗」に統一されました。
もともと、「スーパー北斗」の「スーパー」は、新型車両と旧型車両の差別化を図るという目的で名付けられたそうですが、2018年3月のダイヤ改正で「スーパー北斗」に統一され、定期列車においてはキハ183系などの旧型車両が消滅しました。
そのため、列車の愛称に「スーパー」を付ける意義が薄れ、2020年3月のダイヤ改正で北海道内の特急の列車愛称名から「スーパー」が外れ、札幌と函館を結ぶ特急「スーパー北斗」は「北斗」になりました。同様に特急「スーパーおおぞら」は特急「おおぞら」に、特急「スーパーとかち」は特急「とかち」に、それぞれ愛称が変わりました
私が旅行した2019年7月時点では列車名が「スーパー北斗」でしたが、記事を執筆した2020年5月現在の列車名は「北斗」になっているため、本文中で表記が混在しています。
特急北斗に乗って函館に向かう時、進行方向左側(先頭車両・中間車のD席と最後尾車両のA席)の席に座ると、登別~森で太平洋・噴火湾(内浦湾)が見えます。晴れている日はとにかく景色が良いので、北斗に乗る際は事前に指定席特急券を購入してD席に座ることを強くおすすめします。自由席は混んでいる場合が多いです。
八雲~森では、比較的眺めが良く、海が間近に見えました。
この日は函館に泊まる予定なので可能ならばスーパー北斗12号に終点まで乗っていたいのですが、諸事情により森で降りることになっています。長万部から森まではおよそ40分ですが、海に見とれていたり写真を撮ったりしていると時間が無くなってしまいます。というか無くなってしまいました。
なので長万部で買ったかにめしを掻き込むようにして、大急ぎで昼食をとります。昼食とは言いますが時刻は15時、おやつの時間でした
白米の上に、梅、グリーンピース、錦糸卵、椎茸があります。写真右下の、弁当箱の蓋に付いているものは虫ではなく椎茸です「かにめし」なのでカニをほぐしたものも乗っています。流石に弁当箱に丸々一匹のカニを入れたりはしないようです。
弁当箱の上方には大根の桜漬け(?)、みかん、佃煮(?)が入っています。これらは、ご飯の上ではなく半透明なカップに入っていて、仕切られています。
そこまでボリュームはありませんが、十数分で食べるのはちょっと辛いです。時間が無いときの昼食は駅弁ではなくサンドイッチやおにぎりの方が向いていると思いました。
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あとがき
こんにちは! カツレツです。
皆さん、今年のゴールデンウィークはどのように過ごしましたか? 一部では「GW=がまんウィーク」と言われたり言われなかったりした今年の大型連休ですが、私は外出自粛こそすれ、我慢しているという意識はほとんどありませんでした。
去年7月の旅行の記事が未だに書き終わっていないという想定外の事態を前に、自宅でひたすらブログを書いても文句を言われないのは、それなりに有難かったりします。もちろん気が向くままに旅行できないのは困りますし旅行記のネタを切らしたくはありません。しかし、もともと今年の3月までに終わらせる予定だった「北の大地で鉄道旅」をなるべく早く完結させたいので、現時点では旅行記のネタよりも旅行記を書く時間が欲しい、というのが切実な思いです。
外出自粛が続く中での大型連休は、願ったり叶ったりでは無いもののそれなりに嬉しかったです。
さて、4/5に「今後の記事の制作について」と題して今後のブログ運営に関する方針を示し、その中で「4月からは10~15日に1回ブログを更新する予定」とお伝えしました。ですが、近頃ブログ更新・記事投稿のための作業時間を安定して確保できるようになったので、今後は「8~12日に1回記事を投稿する予定」とするつもりです。ご参考までに。
新型コロナウイルス感染症が「収束」する日はそう遠くないとしても、完全に「終息」するのは当分先になると思います。外出自粛等で過度にストレスを溜めないように気をつけましょう。
(神奈川県のホームページへのリンクを掲載します。参考にしてください。)