最終更新日:2020.3.5
この記事には、2019年7月現在の情報を元に書かれている箇所があります。
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北の大地で鉄道旅 Part18 いざ、札幌へ。 - カツレツーリスト
釧路からスーパーおおぞらで約4時間、札幌駅に到着。札幌駅はこの旅行で3回目の登場です。
スーパーおおぞら10号は定刻なら20:15に到着します。日没が遅い夏でもさすがに暗くなっているこの時間帯は、外食をしようにもレストランの閉店時間が近づいてくる頃でもあります。まだ夕食を食べていなかったのでコンビニで買い物をして、今晩泊まるホテルに向かいました。
この記事のタイトルでお察しの通り、この晩の宿はホテルメッツ札幌です。2019年2月にオープンしたこのホテルは、首都圏を中心に展開するJR東日本のホテルチェーンです。
JR東日本ホテルズを含めて、全国のJRホテルグループのホテルは駅と隣接もしくは直結している場合も少なくなくありません。(同じグループが運営しているから当然と言えば当然ですが) 今回泊まるホテルメッツ札幌は駅から歩いて4分ぐらいでしたが(道に迷わなければ2~3分で着けると思います)、JRタワーホテル日航札幌は駅と直結しています。
ところで、何故JRタワーホテル日航札幌にしなかったかというと... お金がなかったからです!駅に近い上に、一部の部屋からは札幌駅を発着する列車を眺められるので泊まって見たかったのですが、そのようなホテルが高くないはずがありません。無い金は出せないので、もう少し安いホテルメッツ札幌にしました。
JRタワーホテル日航札幌より安いホテルはいくらでもあります。(東横インとか) ですが、札幌ではJR系列のホテルに泊まりたいと思い、JRイン札幌、JRイン札幌駅南口、ホテルメッツ札幌のどこに泊まるかを考えました。駅から近くて新しいのに加えて、東日本エリアではなく「北海道に立っているJR東日本系列のホテル」に興味が出てきたので、今回はホテルメッツ札幌に決めました。
今回の部屋はスーペリアのシングルルーム。早速部屋の紹介に入ります。
写真では伝わりづらいですが、ベッドはセミダブル~ダブル程度の幅(140cm)がありました。少し大柄な人でも寝るのに十分なスペースは確保されていると思います。自宅よりもスペースが広いので快適でした。
上の写真の中央にある、テーブルの下の棚には冷蔵庫とコップ、電気ケトルが入っています。カップスープや日清のカップヌードル程度なら問題ないと思いますが、電気ケトルの容量がそこまで多くないので、必要なお湯の量が400mLを超えるような大きいカップ麺にお湯を入れるときは気をつけてください。(カップ麺1個だけならお湯は足ります)
テーブルの引き出しには鏡や安そうなACアダプターと携帯電話の充電ケーブルの他に、こんな物が入っていました。
写真から推測出来るかもしれませんが、照明の高さや角度を調節したり、本体を折り畳むことができます。最初は、引き出しに畳まれた状態で入っていました。(図から分かるように、読書灯や懐中電灯としての利用を想定しているようです.。読書灯として使うならもう少し暖色系の光が良いと思いますが。)
上の写真にランドリーサービスの案内がありますが、このホテルには新しい全自動のコインランドリーがあるのでそちらを使った方が早いです。
現金の他、交通系ICカードやnanaco、WAONでの支払いに対応しています。少量(1kgまで)の洗濯&乾燥は400円で約80分、普通の量(3kgまで)の洗濯&乾燥は500円で約120分かかります。1人が1日当たりに出す洗濯物は1.5kg程度と一般的に言われているので、2日分の洗濯物がたまっていたカツレツは500円を支払い、コインランドリーに洗濯物を押し込んで120分後に再び来ればOK。
東横イン苫小牧駅前にあったような旧型のコインランドリーとは違い、粉末の洗剤を別途購入して投入したり、洗濯が終わったら乾燥機へ移し替える必要がないので楽でした。暗証番号でロックもかけられるので安心。
このホテルの良いところは、トイレと浴室が完全に分離され、浴室の洗い場とバスタブが分かれているところです。大浴場がない上にユニットバスで狭く、バスタブに溜めておいたお湯にシャンプーやボディーソープが混ざるような東横インの部屋とは大違い。トイレと洗面台と浴室が一緒になっているせいでカーテンで仕切っても隙間からシャワーの水が飛び出すということもなく、そもそも浴室や洗面台のスペースが東横インとは段違いに広いです。
ホテルを選ぶときに大浴場の使用を前提にするか、部屋に備え付けられている風呂で済ませるかどうかは意見の分かれるところだと思いますが、私はどちらかというと大浴場派です。ですが、今回の部屋のように洗い場とバスタブが分かれているのは良いと感じました。
部屋に備え付けられているものは、大浴場と違って荷物や自分が履いてきたスリッパを取り間違えたり、風呂から自室までの移動の手間を考えたり、ということがないので楽です。時間も比較的かかりません。
かなり東横インをボロクソ言いましたが、東横インが嫌いな訳ではありません。東横インはサービスが充実していない代わりに宿泊料金が安いので、金欠の時は東横インを重宝します。使い勝手もそれなりに良く、この旅行でも6泊中3泊は東横インに泊まっています。寝るだけなら東横インで十分です。
部屋に入るときに使ったカードキーは、電気をつけておくためにドアの横に挿しておきます。部屋を出るときにインキーしないように注意しましょう。
写真の「防煙フード」を見て、おや?と思った方がいるかもしれません。私も初めて見たのですが、どうやら火災の時に空気をこのフードの中に取り入れ、中の空気を逃がさないようにフードを被って避難するそうです。呼吸しようとして煙を吸い込むのを防ぐためだと思いますが、窒息しないか心配です。
そういえば、フロントの紹介がまだでした。ホテルメッツ札幌は、セルフチェックイン機が設置されていて、JRホテルメンバーズの会員は素早くチェックインをすることができます。リピーターを重視した、忙しい人向けのサービスだなぁと思いました。
フロントの隣に、アメニティが置いてあるテーブルがあります。ここには、ヘアブラシやヘアゴム、かみそりなどの基本的なグッズの他に、粉末茶や入浴剤が置いてあります。カップとケトルは部屋にあるのに、何故ティーバッグなどのお茶の道具が無いのだろう、と思ったらここにありました。
ロビーもフロントと同じフロアにあります。座れる場所が少ないので、大人数や長時間の利用は想定されていないでしょう。
この日の夜~翌日の朝は、札幌に約10時間しか滞在しないのに、夕食と朝食を食べて、風呂に入って、洗濯して、荷造りをして、寝るというタスクを処理しないといけない、旅行とは思えないような忙しすぎる晩だったので、ホテルに泊まったという実感が湧きません。今度来るときはもう少しゆっくりしたいです。今回は20:00チェックイン、11:00チェックアウトの、最大15時間滞在出来る「ショートステイ」のプランを予約したのですが、実際には9時間程度しか滞在していません。下手したら私の休日の睡眠時間よりも短いですよ...
総じて、ホテルメッツ札幌はなかなか良いホテルでした。特に、アクセスの良さ、新しさ、コインランドリーと洗い場付きの浴室はGood. 価格は曜日やシーズンなどにより変動しますが、私が泊まった時はシングルで8900円でした。
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北の大地で鉄道旅 Part20 札沼線 (学園都市線) - カツレツーリスト
おまけ:旅行4日目の行程
旅行4日目は、
網走→(釧網本線・根室本線)→釧路→(根室本線)→根室→(根室本線)→釧路→(根室本線・石勝線・千歳線・函館本線)→札幌
という経路で旅行しました。3日目と異なり、大きな遅れや列車の運休などはなく、ほぼ予定通りの行程でした。
あとがき
カツレツです!(更新履歴と固定ページを除いて)今回が20記事目の旅行記となります!
2019年8月29日のPart1を投稿した日から約半年(182日・26週)かけて、ここまで来ました。現在は、私の心の中で一つの区切りが付いた気分で、達成感とは言わないまでもちょっとした満足感と感慨を覚えます。
今日までの約半年、平均3200字程度の文章を20回も書いてきたと思うと、自分は文字が好きだったんだな、と思うときがあります。私の友人が、ジャンルこそ違いますがラノベを書き始めて1週間程度でやめてしまったのを目の当たりにしたことがありますが、文章を書き続けることの大変さとそれを自ら進んで出来る人の少なさを実感した次第です。
現在では、このブログを収益化して自己採算制にする計画があります。ですが、収益化はおろか続くかどうかも分からない半年前のブログ開設時に、有料のはてなブログProにアップグレードした上、独自ドメインを取得するなんて、よくもそんな採算性無視のことをしたなぁと自分でも思っています。
また、先日このブログの読者が10人になりました!ついに2桁です!ブログを始めた時に読者0が当たり前だった時代を思い出すと、かなり進歩したなぁ。この調子で、次は読者100人を目指します。