最終更新日:2020.1.5
この記事は、原則として2019年7月現在の情報を掲載しています。
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北の大地で鉄道旅 Part11 夜更かしのカツレツ - カツレツーリスト
3日目の朝も苫小牧からスタート。2日目と違い列車の出発時刻が早いので、4:50に起きてサッと支度をすませます。本日の宿泊地は苫小牧ではないので、スーツケースを持って行かなければならず、少し億劫になります。宅配便を使えたら楽なのですが、この日の宿泊地までの距離を考えると夕方までにホテルに届くとは思えないので、持って行く以外の選択肢がありません。
早起きした甲斐があり、駅には少し早く着きました。列車の改札が始まるまで待機します。
少し話が脱線するのですが、この看板どう見てもかなり前のものですよね?フォントが古いというかデザインが古いというか、現在の主流からは外れているような気がします。国鉄時代に作られた駅舎を引き継いでいるからでしょうか。

いかにも古そうな看板を観察しながら駅の中で待機していると、カツレツの耳に「スーパー宗谷」「旭川」「稚内」「運休」という、不吉な放送が流れ込んできました。今は特急スーパー宗谷じゃなくて特急宗谷ダルォという野暮なツッコミをいれてみる
嫌な予感がしたので、公式サイトで運行情報を調べてみたら、あら大変。
なんてことでしょう!札幌→旭川の区間しか走らないキハ261系・特急宗谷の誕生です!同じ区間を走る電車特急ライラックにスピードと設備と定員で負けているんですがどうしたものか... 料金も変わらないし... この日の宗谷はライラックの完全下位互換かな?
特急宗谷が旭川止まりになってしまったので、今回の旅行で宗谷本線に乗ることは出来なくなりました。残念...
嘆いても運休になってしまったものはどうしようもないので、駅の窓口で宗谷の特急券・グリーン券を払い戻し、指定券を取り消してもらいます。指定券を取り消してもらったので、代わりに別の列車の指定席に一回乗れることになりました。そういえば1日目も普通列車が部分運休した際に同じようなことがありましたね。 詳しくはPart7、Part8参照。
とりあえず、当初の行程の通り、室蘭本線の普通列車に乗って岩見沢に向かいます。岩見沢で乗り継ぐ予定の特急宗谷は先述の通り旭川止まりになってしまったので、今後の予定は列車に乗っている時に考えることにしました。窓口で用事を済ませた後はすぐに改札を通ります。
現在(2019年12月)はすでに解除されていますが、カツレツが乗車した時は室蘭本線の遠浅~追分~三川で北海道胆振東部地震による徐行運転をしていました。同じ時期に日高本線でも徐行運転をしていましたが、今年(2019年)の8月に制限が解除されました。
カツレツが乗車した時は、追分~三川で徐行運転している区間はわずかで、当該区間の大部分でキハ40はそれなりのスピードを出して走っていました。
車内からは、貨物列車との併走や、人は少ないが広大な駅構内を見ることができます。
追分駅付近で、運が良ければ室蘭本線の列車と石勝線の列車が併走することがあります。
ホーム2面に線路が3線という、現在の列車の本数から考えると過大な設備が最盛期を彷彿とさせます。大きな設備は維持費も高くなるので、JR北海道は赤字を減らすためにも合理化をするべきだと思います。
途中、由仁と栗山で数十人の学生が乗車。ちゃんとした人数を数えようとしましたが、途中で頭が混乱したので諦めました。
三川駅まではボックス席一区画(4人がけ)を一人で占有できるほどガラガラでした。通学の時間帯なのに乗客が少ない...
先ほども述べたように、岩見沢に着くまでに、今後の予定を考えなければいけません。少し先の話をすると、3日目の宿泊地は網走となっています。ホテルを変更するのは大変なので、出来れば予定通りのホテルに泊まりたい... とすると、石北本線経由で網走に行くか、スーパーおおぞらで釧路に行ったあと釧網本線経由で網走に行くかのどちらかになります。楽で到着が早いのは石北本線経由なので、大雪1号に乗って網走に行くことに決定。
大雪1号が旭川を発車するまで時間が余り、暇になるので札幌に行くことにしました。なので、苫小牧に7:41に着いた後、7:46発のカムイ6号に乗ります。乗り換え時間は5分ですが、ご当地入場券を買ってuシートに座るための指定券を発券してもらわなければいけません。急げ!
窓口の方が手早く発券してくれたので、何とか間に合いました。ホームに降りた時は既にカムイ6号が停車していたので、時間ギリギリだったことが分かりました。もうちょっと余裕を持ちたいです。
カムイ6号は岩見沢→札幌の所要時間が40分です。ほとんどの特急は同じ区間を25分で結ぶので、通勤ラッシュで列車の間隔が詰まり、スピードが出せません。スピードが出せないとカーブでの遠心力(向心力の逆向きの力)が弱くなり、カントが大きい場所では体がカーブの内側に持って行かれます。座っているときは余り気になりませんが。
千歳線の平和駅辺りから千歳線の線路が見えてきます。近くには札幌貨物ターミナル駅があり、進行方向左側にコンテナが積み上がっているのが見えます。
苗穂通過後に高架橋の上り勾配を過ぎて、札幌駅1番線に到着します。私が知っているのとは異なる、ゆったりとした走りが特徴的なカムイ6号でした。
札幌駅に着いたら、南口に移動します。札幌駅に来たらこの駅舎を見ないといけないという、謎の使命感に駆られます。
今回はここでおしまい。あとがきは諸事情により省略します。
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